はじめに
最近、DELL OptiPlex 3060 SFFが立ち上がらなくなったとのことでお持ち込みいただきました。このモデルは、特にビジネスシーンで広く使用されているため、突然の故障は困りものです。
トラブルの詳細
お客様が持ち込まれたPCを確認したところ、BIOSでSSDが認識されていないことが判明しました。BIOSとは、コンピュータが起動する際に最初に実行されるソフトウェアで、ハードウェアの初期化やOSの起動を支援します。しかし、SSDが認識されないとなると、起動することは不可能です。さらに、別のPCにSSDを接続しても認識しなかったため、SSDが故障していると判断しました。
SSD交換の決定
お客様と相談した結果、特別に必要なデータはないとのことでしたので、SSD交換とWindows 11のインストールを行うことに決まりました。初めてPCを修理される方のために、SSDの交換は一般的な修理として多くの人に行われていますが、実際にどのような作業が行われるのかを見ていきましょう。
SSD交換
M.2 SSDは、従来のHDDに比べてデータ転送速度が非常に速く、コンパクトで設置も簡単です。実際に内部を開けてみると、内部の構造は非常にコンパクトで、各部品がしっかりと配置されています。

SSDの取り外しは、まずは電源を切り、ケースを開けて接続されているケーブルを外す必要があります。次に、SSDの取り付けネジを外し、新しいSSDを取り付けます。この手順は比較的簡単ですが、慎重に作業を進めることが重要です。

Windows 11のインストール
新しいSSDにWindows 11をインストールする作業も行います。まず、インストールメディアを作成し、BIOS設定でブートデバイスを新しいSSDに設定します。その後、Windows 11のインストールが始まります。インストール中は、時間がかかることもありますが、指示に従って進めていくことで無事に完了します。
このプロセスでは、ドライバーのインストールや更新も忘れずに行います。正しくインストールすることで、PCはより快適に動作するようになります。

修理後のパフォーマンス
修理が完了した後、お客様からは新しいSSDのおかげでパフォーマンスが向上したと喜びの声をいただきました。特にアプリケーションの起動速度が劇的に改善され、快適に作業ができるようになったそうです。このような反応は、私たちにとっても大変嬉しいものです。
まとめ
今回のDELL OptiPlex 3060 SFFの修理事例を通じて、SSD交換の重要性を改めて感じました。PCが立ち上がらないというトラブルは、特にビジネスシーンでのストレスの種となります。しかし、適切なメンテナンスを行うことで、快適な作業環境を手に入れることが可能です。もし、同じようなトラブルが発生した場合は、迅速に対応することが大切です。PCが立ち上がらなくなってしまったときもなんもさにご相談ください。
次回も役立つ情報を発信していきますので、ぜひお楽しみに!