【サポート事例】ヒンジがはずれて外へとび出してしまったMSIノートPC

【サポート事例】ヒンジがはずれて外へとび出してしまったMSIノートPC

ノートパソコンは日常生活の中で欠かせない存在ですが、使っているうちに様々なトラブルに見舞われることがあります。その中でも特に多いのがヒンジの故障です。今回は、ヒンジが外れてしまったノートPCの修理事例をご紹介します。ヒンジのトラブルがどのように発生し、どのように修理したのか、詳しくお伝えしていきます。

ヒンジはノートPCの重要な部分であり、液晶画面を本体に連結する役割を担っています。しかし、頻繁に開閉を行っていると、ヒンジ部分に負荷がかかり、徐々に劣化していきます。最悪の場合、ヒンジが外れることで液晶パネルが落下し、破損する危険性もあります。このようなトラブルに直面した場合、早急に修理を行わなければなりません。

今回は、お客様が持ち込まれたノートPCのヒンジが外れてしまった事例を基に、修理の流れを説明します。お客様のPCは、ヒンジを固定しているねじ受け部分が壊れていたため、本体のケースが開いてしまっていました。このため、ケースの交換が必要になりました。

ヒンジの修理を行うにあたって、まずは必要な部品を手配します。この場合、交換用のケースを取り寄せる必要があります。お客様には、部品が到着するまでの間お待ちいただくことになります。この期間はおよそ2週間ほどでした。

部品が到着したら、さっそく修理作業に取り掛かります。作業に入る前に、まずはノートPCの状態を確認します。ヒンジ部分の外れ具合や、他に損傷がないかをチェックします。

いよいよ修理作業に入ります。ノートPCのキーボードは、最近の薄型パソコンに多く見られるプラリベット固定のため、慎重に取り外す必要があります。作業中、注意深く部品を扱いながら、既存の部品を傷めないよう心がけます。

キーボードを取り外した後、壊れたヒンジ部分を修理します。新しいケースに取り替え、ヒンジをしっかりと固定します。その後、キーボードを元に戻し、入力の確認を行いました。

ところが、接着剤の乾きが甘かったのか、次の日にはキーボードの真ん中あたりがへこんでいるとのご指摘がありました。そこで、もう一度お預かりし、今度はしっかりと接着剤を塗り直し、十分な時間をかけて乾燥させた後にご返却させていただきました。このように、修理には細心の注意が必要です。

ノートPCのヒンジ修理は、専門的な知識や技術が必要な作業です。もし自分で修理を試みる場合は、十分な下調べと準備が必要です。また、適切な工具を揃え、慎重に作業を行うことが重要です。素人が無理に行うと、さらに悪化させてしまう可能性もあるため、専門の技術者に依頼することをお勧めします。

また、定期的にノートPCを点検し、ヒンジ部分に異常がないか確認することも大切です。予防策を講じることで、大きなトラブルを未然に防ぐことができます。

ヒンジのトラブルはノートPCにおいて非常に一般的な問題ですが、適切に対応することで安心して使用することができます。今回の修理を通じて、ノートPCの大切さと、定期的なメンテナンスの重要性を再確認しました。もし同じようなトラブルに悩まされている方がいれば、ぜひプロに相談してみてください。

ノートPCの修理は、時間と手間がかかることもありますが、丁寧に行うことで長く愛用できるパートナーとなります。これからも、皆様のPCライフが快適であることを願っています。

サポート料金 本体カバーケース交換 \16,500
部品代 本体ケースカバー ¥14,700

合計 ¥31,200